「ビーズでたどるホモ・サピエンス史」美の起源に迫る
池谷和信・編
ビーズと歴史好きにはたまらない一冊。
新品価格 |
磯田道史先生の、書評。
磯田道史・評 『ビーズでたどるホモ・サピエンス史 美の起源に迫る』= 池谷和信・編
ビーズの研究は絶対的に重要である。ビーズは「素材に穴をあけて紐(ひも)でつなげたもの」だが、ほかの道具とは決定的に異なっている。ビーズは無くても死なない。槍(やり)や火打石の如(ごと)き、生活必需の実用品ではなく、愛玩物である。ところが、石器時代の飢餓のなか、ビーズ作りに熱狂する壮大な「無駄」をやった我々ホモ・サピエンスが生き残った。ネアンデルタール人もビーズをもったが、マンモスの牙で1万点ものビーズを作る執念をみせたのは我々である。他の動物とは違う明らかな「変態」で、この変態性が文明を作った。
… ビーズは絵画に先行する「最古のアート」と言われる。
この書評を読んで、
思わずニヤリ😁
そうか、
私のビーズ好きはここからきているのか!
「ビーズでたどるホモ・サピエンス史」では、
18名の考古学や人類学の先生による、
世界各地、
そして古代から現代までの、
ビーズに関する研究が掲載されています。
12万年前から続くホモ・サピエンスのビーズ好きは、
今も健在😁
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