2020年10月2日金曜日

【読書】「ビーズでたどるホモ・サピエンス史」

 


「ビーズでたどるホモ・サピエンス史」美の起源に迫る

池谷和信・編


ビーズと歴史好きにはたまらない一冊。


ビーズでたどるホモ・サピエンス史

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磯田道史先生の、書評。

磯田道史・評 『ビーズでたどるホモ・サピエンス史 美の起源に迫る』= 池谷和信・編

 ビーズの研究は絶対的に重要である。ビーズは「素材に穴をあけて紐(ひも)でつなげたもの」だが、ほかの道具とは決定的に異なっている。ビーズは無くても死なない。槍(やり)や火打石の如(ごと)き、生活必需の実用品ではなく、愛玩物である。ところが、石器時代の飢餓のなか、ビーズ作りに熱狂する壮大な「無駄」をやった我々ホモ・サピエンスが生き残った。ネアンデルタール人もビーズをもったが、マンモスの牙で1万点ものビーズを作る執念をみせたのは我々である。他の動物とは違う明らかな「変態」で、この変態性が文明を作った。

 … ビーズは絵画に先行する「最古のアート」と言われる。


この書評を読んで、

思わずニヤリ😁

 そうか、

私のビーズ好きはここからきているのか!


「ビーズでたどるホモ・サピエンス史」では、

18名の考古学や人類学の先生による、

世界各地、

そして古代から現代までの、

ビーズに関する研究が掲載されています。


12万年前から続くホモ・サピエンスのビーズ好きは、

今も健在😁


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