「プラナカン 東南アジアを動かす謎の民」を読みました。
太田泰彦(著)
日本経済新聞出版社
定価1800円+税
『なぜリー・クアンユーは隠し続けたのか?
彼らはいったい何者なのか。
その鮮やかな文化や美意識は誰が引き継ぐのか。
ボーン・上田賞記者が迫る
「通商貴族」の素顔』とあります。
ビーズ刺しゅうから、「プラナカン」に興味を持ち、この本も
読んでみました。
プラナカンの歴史から、現在マラッカ海峡に点在するコミュニティー
(マラッカ、シンガポール、ペナン島、プーケット島、バンコク、
ヤンゴン、ジャカルタ、オーストラリアなど)で暮らしている人々の
様子などを知ることができました。
2008年シンガポールに開館した「プラナカン博物館」の、
開館への経緯は、様々な意味をもった開館であったことを知り、
シンガポールという国が多民族国家であることを改めて感じました。
19世紀末から20世紀初めを頂点とするプラナカン文化。
東西貿易を支え活躍したたくましい商才と、パステルカラーの可愛らしい工芸品。
このすごいギャップに驚きました。
ビーズ刺しゅうの現在の様子も知ることができました。
新品価格
¥1,944から (2018/8/29 14:32時点) |
「プラナカン 東南アジアを動かす謎の民」
目次
プロローグ 謎に包まれた民
第1章 リー・クアンユーの秘密
1 アジアに流れる時間
2 「私をそうよばないで」
3 リー・シェンロン首相の告白
第2章 色彩とスパイス
1 12歳の目覚め
2 二度目の覚醒ー拾ったタイルで稼ぐ商魂
3 ババ・ニョニャの家
第3章 日本が破壊したもの・支えたもの
1 因縁の三年半
2 見えない絆
第4章 通商貴族の地政学
1 億万長者通り
2 砂糖王とシンガポール
3 プーケット島のスズ鉱山
4 ラッフルズと偉大な慈善家
5 東南アジアを動かしたタイ外交官
6 ジャワ島のサバイバル装置
第5章 明日を継ぐ者
1 味覚の新境地を開く
2 ゴッホはなぜ生まれたか
3 美意識で空間を埋め尽くす
エピローグ 消えていく時がきた
あとがき
主な参考文献
______________________________________________________
第2章で登場していたアルヴィンさんの動画(1分39秒ごろから)がありました!
0 件のコメント:
コメントを投稿