2018年9月4日火曜日

【読書】「プラナカン 東南アジアを動かす謎の民」PERANAKAN


「プラナカン 東南アジアを動かす謎の民」を読みました。
太田泰彦(著)
日本経済新聞出版社
定価1800円+税
 
『なぜリー・クアンユーは隠し続けたのか?
彼らはいったい何者なのか。
その鮮やかな文化や美意識は誰が引き継ぐのか。
ボーン・上田賞記者が迫る
「通商貴族」の素顔』とあります。


ビーズ刺しゅうから、「プラナカン」に興味を持ち、この本も
読んでみました。

プラナカンの歴史から、現在マラッカ海峡に点在するコミュニティー
(マラッカ、シンガポール、ペナン島、プーケット島、バンコク、
ヤンゴン、ジャカルタ、オーストラリアなど)で暮らしている人々の
様子などを知ることができました。

2008年シンガポールに開館した「プラナカン博物館」の、
開館への経緯は、様々な意味をもった開館であったことを知り、
シンガポールという国が多民族国家であることを改めて感じました。

19世紀末から20世紀初めを頂点とするプラナカン文化。
東西貿易を支え活躍したたくましい商才と、パステルカラーの可愛らしい工芸品。
このすごいギャップに驚きました。

ビーズ刺しゅうの現在の様子も知ることができました。


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「プラナカン 東南アジアを動かす謎の民」

目次

プロローグ 謎に包まれた民

第1章 リー・クアンユーの秘密
    1 アジアに流れる時間
    2 「私をそうよばないで」
    3 リー・シェンロン首相の告白

第2章 色彩とスパイス
    1 12歳の目覚め
    2 二度目の覚醒ー拾ったタイルで稼ぐ商魂
    3 ババ・ニョニャの家

第3章 日本が破壊したもの・支えたもの
    1 因縁の三年半
    2 見えない絆

第4章 通商貴族の地政学
    1 億万長者通り
    2 砂糖王とシンガポール
    3 プーケット島のスズ鉱山
    4 ラッフルズと偉大な慈善家
    5 東南アジアを動かしたタイ外交官
    6 ジャワ島のサバイバル装置

第5章 明日を継ぐ者
    1 味覚の新境地を開く
    2 ゴッホはなぜ生まれたか
    3 美意識で空間を埋め尽くす

エピローグ 消えていく時がきた

あとがき

主な参考文献
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第2章で登場していたアルヴィンさんの動画(1分39秒ごろから)がありました!

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