2016年10月17日月曜日

【読書】「理系の子」 田中里桜さん



「理系の子」のなかで、

イライザ・マクニットのお話しが続きましたが、


日本人の学生さんも活躍されています!!

田中理桜さんです。


日本人の学生さんの活躍、
なんだかとても嬉しくなります。



この本最後に、

2011年にインテルISEFで、米国地質研究所賞の
第一位に選ばれた、田中里桜さんが、
特別寄稿されています。

田中さんは、

「有孔虫による堆積古環境の推定」

という研究をされていました。


田中さんがこの研究を始めたきっかけは、
お住まいの千葉県東部が昔から天然ガスの
産地として有名だったことなどから、
ご自分の住んでいる土地の足下に広がる地層が
どうやってできたのか、土地の成り立ちについて
調べてみたくなったそうです。

そして、有孔虫に着目し、化石の有孔虫で地層の
できた年代や昔の環境について調べることができると
知り、これだ!とひらめいたそうです。

岩石試料の採取など気の遠くなる作業を続け、
中学3年生の時にはデータを完成させます。

そして、インテルISEFではこの研究から
さらに、「黒滝不整合」という巨大不整合に
ついての研究をしたそうです!

また、この研究でインテルISEFへ出場した時の
体験談や、そしてどのような幼少期を過ごされたのかも
書かれていました。


これは、
一番聞いてみたいところでした!!!


学校での授業を大切にしながら、なおかつ
研究に打ち込んだ田中さん。

実際に体験した方の視点から、
会場での様子が伝わってきます。

そして、田中さんの研究に対する
姿勢に感動しました。


また、2016年(今年)のインテルISEFは
アメリカのアリゾナ州フェニックスにて
5月8日から13日までの日程で開催されました。

今年は、過去最多の16組が出場されたそうです。

そして、日本の学生さん、今年も大活躍です。


市毛貴大さん・・・機械工学部門 1等
       部門最優秀賞
       インテル財団文化・科学中国訪問賞

蓑科友朗さん・・分子生物学部門優秀賞 2等

前田千澄さん・山村萌衣さん・・・エネルギー:科学部門 2等


すごいなぁと感心してしまいます。


「Intel ISEF情報サイト」

で、2016年の出場者の方々の体験記が読めました!!

実際に会場で経験した方のお話しなので
とっても貴重です。

また来年はどんなインテルISEFになるのか
楽しみです。

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