2016年11月30日水曜日

【読書】JAL会員誌AGORA


JALの会員誌「AGORA」です。

世界各地の文化や、海外で活躍する日本人のインタビュー、
そして日本国内の文化など、幅広い情報が読める会員誌です。

毎月、面白い記事ばかりで、届くのが楽しみです。



そのなかでも
「Cosmopolitans われら地球人」のコーナーに
登場する人に毎回感激です。


8月9月の合併号では、
彫刻家の藤好邦江さん。

イタリアのトスカーナ北部、カッラーラで
工房を構える彫刻家の方です。

カッラーラは古代ローマ時代から良質な大理石の
産地として知られ、ミケランジェロのダビデ像や
ピエタ像もこの石が使われているそうです。

藤好さんは2004年にカッラーラにあるイタリア国立アカデミア美術学院へ入学し、
さらに夜は職人が学ぶ大理石学校にも通ったそうです。

2009年には、当時のローマ法王ベネディクト16世の
胸像制作依頼を受け、2012年に献納されています。

またアカデミア美術学院の准教授から借り受けたノミのお話など、
とても感動しました。


10月号では、
ニューヨークで活躍する山崎哲哉さんです。

1986年よりニューヨークに移住し、
絵画のフレームを作る職人の方です。

世界中のアーティストが集うニューヨークで
ブルックリンに「プラナヤマ」という工房を開業し、
来年で20年を迎えるそうです。

数多くのギャラリーやフレーム制作の会社があるニューヨーク。
さらに大手美術館には専属のフレーム制作者が存在するなかで、
活躍し続けている山崎さんのインタビューでした。

11月号では、
落語の桂三輝さん。

カナダ出身で劇作家としてすでに活躍していたところ、
さらなる可能性を求めて日本の伝統芸能に接するために
来日したところ、落語に出会ったそうです。

「落語家が自分の天職」と確信し、当時の桂三枝さんに弟子入り。
修行を積み、桂三輝(サンシャイン)となりました。

厳しい修行を経て、2011年秋には、修行を終えたと認められ、
世界の人々に落語を紹介しています。

2017年9月からロンドン・ウエストエンドでの3週間にわたる
公演も決まっているそうです。

この「Cosmopolitans われら地球人」のコーナーが毎回とても楽しみ
なのですが、他にも

「World Scorp」
「BIZ TREND」
「CAPTAINコックピット日記」
「Travel in Japan」
など、どの記事も面白いものばかりです。

そしてこのAGORAを読むと、旅行に行きたくなります!

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